この記事でわかること
・商社とはどのような業界なのか
・商社の主な仕事内容
・総合商社と専門商社の違い
・日本の大手商社
・商社で行われている具体的な業務
商社とは
商社とは、商品や資源を仕入れて販売する「仲介ビジネス」を中心とした企業を指す。
メーカーのように商品を作るのではなく、企業と企業をつなぐ役割を持つ。
例えば、海外から資源を輸入して国内企業に販売したり、日本の商品を海外に輸出したりする。
このように国内外の取引を仲介することで利益を生み出す。
商社は日本独自のビジネスモデルとして発展してきた業界でもある。
総合商社と専門商社の違い
商社は大きく「総合商社」と「専門商社」に分かれる。
総合商社
さまざまな分野の商品を扱う商社。
資源、食品、エネルギー、機械など幅広い事業を展開している。
近年はトレーディング(売買)だけでなく、事業投資や資源開発なども行っている。
専門商社
特定の分野に特化した商社。
例
・食品商社
・鉄鋼商社
・化学商社
・医薬品商社
専門分野の知識を活かしてビジネスを行うのが特徴。
商社の主な仕事内容
商社のビジネスは主に次の3つに分けられる。
トレーディング(売買)
商社の基本となるビジネス。
商品を仕入れて別の企業に販売する。
例
・資源の輸入
・機械の輸出
・食品の海外販売
企業同士の取引を仲介する役割を持つ。
事業投資
近年の総合商社は投資ビジネスの比率が高くなっている。
例
・海外インフラ事業
・発電事業
・資源開発
・スタートアップ投資
投資先の企業から利益を得る仕組み。
事業経営
商社が企業を買収し、自ら事業を運営するケースも増えている。
例えば
・コンビニ事業
・食品事業
・エネルギー事業
単なる仲介ではなく、事業会社として経営に関わるケースが増えている。
日本の大手総合商社
日本には世界的にも有名な総合商社が存在する。
特に有名なのが「五大商社」と呼ばれる企業。
三菱商事
日本最大級の総合商社。
エネルギー、食品、インフラなど幅広い事業を展開している。
三井物産
資源、金属、機械、化学などの分野で世界中に事業を持つ総合商社。

伊藤忠商事
繊維や食品、消費関連ビジネスに強みを持つ総合商社。

住友商事
金属、輸送機器、インフラなど幅広い分野で事業を展開。

丸紅
エネルギー、農業、電力事業などの分野で世界的に事業を行う。

商社の具体的な業務
商社では次のような業務が行われている。
営業(トレーディング)
企業と企業の取引を仲介する仕事。
主な内容
・商品の仕入れ
・取引先との交渉
・輸出入の調整
・価格交渉
商社の中心となる仕事。
事業開発
新しいビジネスを作る仕事。
例
・海外事業の立ち上げ
・インフラプロジェクト
・新規事業開発
長期的な投資案件を扱うことが多い。
投資管理
商社が出資している企業を管理する業務。
主な内容
・投資先企業の経営管理
・財務分析
・事業戦略の立案
金融や経営の知識が必要になる。
コーポレート部門
企業運営を支える業務。
例
・人事
・財務
・法務
・経理
どの大企業にも存在する部門。
まとめ
商社は企業と企業をつなぐ仲介ビジネスを中心とした業界。
主なビジネスは次の3つ。
・トレーディング(売買)
・事業投資
・事業経営
日本には世界的に有名な総合商社があり、特に次の五大商社が知られている。
・三菱商事
・三井物産
・伊藤忠商事
・住友商事
・丸紅
近年の商社は単なる仲介ではなく、投資や事業経営にも関わる企業へと変化している。
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